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こんにちは。レストラン山崎の山﨑隆です。
奇跡のりんごを使った料理やスイーツと 自然栽培の食材を使った料理、
マイカメラで撮った木村秋則さんなどを紹介してゆきます。
まずは、出会いから。
1986年(昭和61年)、 私はフランスでの修行から戻り、弘前市内のホテルの 料理長に就任した。
メーンダイニングにおいては、自分の名前を冠したオリジナルの料理を提供しなければならない。
地場食材を使ったシェフの創作料理、いわゆるスペシャリテのメニュー開発が必要だった。
ぐるっと青森県を見渡し、地場食材マップを作った。
どこに向かってもりんご畑は続くこの地方だが、化学肥料と農薬まみれのりんご栽培がほとんどである。
小さい頃、家にもりんご畑があり、農薬散布時期には父が完全武装し、散布竿を持って薬かけをする。
ボルドー液などが入った農薬桶をかき混ぜるのが私の仕事であり、その鼻を突く毒の臭いで具合が悪くなるのである。
しかし、りんご生産量が日本一のこの地方においては、りんごを使った料理は無くてはならない存在である。
無農薬にこだわってりんごを作る農家を探した。
ある日の地元の新聞に、減農薬で総合農法を営むりんご農家の畑で、 その生産物を購入している方々の交流会があり、
そんな活動にりんごの無農薬栽培に取り組む農家の木村秋則さんがエールを送ったという記事が載った。
その新聞の一行にある「木村秋則」さんがとても気にかかり、電話して会いに行った。
ご自宅にお邪魔し、どうやってそのりんごが作られるのですか?の質問から話が始まった。
トマトはな、アンデスの山の石っころの土地に生え、そのトゲから水分を吸収し、根っこは長くのびてゆくんだ。
大根は十字架野菜でお日様のほうをむいて・・・。と続く。 私は長時間膝を折って、話に聞き入った。
わ、百姓だはんでって、言ってはばからない目の前の「木村秋則」さんにものすごい感動を覚え、鳥肌が立った。
つづく。
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